第1回水の祈り展 of 重富 豪 HP

多くの犠牲者を出した東日本大震災から一年余り、大自然が猛威をふるった爪跡は復興と共に薄れていく中、私達の生活で常に自然災害への不安は尽きることがありません。

科学に依存しすぎた感のする今日、いまこそ日本人が古来から抱く大自然との調和の重要性、畏敬の念に目覚め、亡くなられた多くの自然災害の犠牲者へ鎮魂の祈りを込めた「水の祈り展」を全国展開にさきがけ、この度開催することになりました。　

本展覧会は重富 豪が２８年間川の源流で水の清らかなエナジーを墨と和紙により表現してきたものを、いのちの水に感謝し、永遠な地球を願う気持を込めて開催するものです。フランス ルーブル美術館地下施設”カルーセル・ド・ルーブル”でも展示された作品のほか約30点と、代表的な作品である「水神像」は京都清水寺に奉納されていますが、一人でも多くの方々に大自然の偉大さを実感していただきたく今回公開されます。

水の流れの中から浮かび上がる様々な姿は、大自然が内に秘めている真実の美しさです。また自然界が発する声に耳を傾け震災犠牲者へ心からのご供養をささげる機会にもなれば幸いです。このような手法で表現された作品は過去に類がなく世界的にも珍しいものです。

2011年パリのルーブル美術館地下会場“カルーセル・ド・ルーブル”にて150年の歴史を持つフランス国立美術協会 ソシエテ・ナショナル・ド・ボザール主催でおこなわれたカルーセル・ルーブル展において在仏日本大使館正式推薦の日本代表作家としてSNBAより正式に招待され、展示した作品もご覧になれます。
7/4日5日の14時～15時には会場で水についてのお話し会も致しますので、お子様連れのご家族でご覧いただけたら幸いに存じます。